サステナブルな天然素材「ヒノキチオール」
「ヒノキチオール」とは、1936年に野副鐵男博士により台湾ヒノキの精油成分から発見された成分で、
名前に「ヒノキ」がついていますが、生産原料となるのはヒバの木です。
特に、日本の青森ヒバには多く含まれます。
ヒバのおがくず1000キロからたった100gしか採れない貴重なものですが、
間伐材や端材などを使用しているため、環境に配慮したサステナブル(持続可能)な原料でもあります。
このヒノキチオール、2019年5月に新潟大学において、ヒノキチオールが肺炎球菌を殺菌すると論文発表もされています。
「植物由来成分が肺炎球菌を殺菌することを明らかに− 肺炎の予防や治療につながる可能性 −(リンク先PDF)」
また、さかのぼって2005年に公開特許公報にコロナウイルスの消毒剤として挙げられています。
「人体にも使用でき、安全性に優れた物質の中から、コロナウイルスによるウイルス感染の消毒効果を発現する物質を得るべくコロナウイルスに対して有効な消毒効果を見出し、本発明を完成するに至った」と記載されています。
※新型コロナウイルスに関しては言及していないので、その点その点ご注意ください。
一般にヒノキチオールには、下記のような効果があるとされています。
- 優れた殺菌・抗菌作用
- 消臭効果
- 虫除け・防虫効果
- 消炎作用
- 細胞賦活作用
- 美白・美肌作用
- アンチエイジング作用
抗菌作用だけでなく、美容効果、防腐剤としての役割も果たすヒノキチオールは、まさに万能原料。
もともと取引のあった原料会社から、その結晶原料を取り寄せ、
何度も実験を繰り返し、スタッフや友人たちに使い心地を試し、やっと試作品ができました。
手肌が美しいって、それだけでも嬉しいから。
やっぱり使うのなら美容効果もなくては!
なので保湿効果のある植物性グリセリンやヒアルロン酸も入れました。
効果効能として「殺菌・消毒」をうたうためには、医薬部外品の認可を取得する必要があります。
しかし、この認可、申請から許可まで1年ほど掛かるそうです。
消毒用アルコールが世界的に不足している今、すぐにでも清浄ローションを困っているみなさまのもとへ届けたい。
その思いで、医薬部外品の認可取得はせずに、スピード感を優先し、化粧品の区分として、開発を進めました。