Hinokichi物語(1)<アルコールに頼らないハンドローション開発のきっかけ>

2020年、ある日の違和感と新型コロナ上陸

商業施設やオフィスの入口に置いてある消毒用エタノール(アルコール)。

常々違和感を覚えていました。

原料を自国で作れず、100%アメリカやブラジルから輸入しているのに、こんなに大量消費していいのか?と。

そんなことを感じていたところに、「新型コロナウイルス」が日本に上陸してきました。

ウイルスが肺に入り増殖して肺炎を起こします。

電車やバスでつり革や手すりなどを触ったら、鼻や口、目などを触らないこと、こまめな手洗いと手指の消毒などが呼び掛けられています。

手指の消毒には、消毒用エタノールが一番手軽です。

何しろ、つければ瞬間サッと蒸発するあの感触。

ですが、その反面、肌の水分を奪い潤いを無くしてしまうため、肌荒れを起こします。


次亜塩素酸水は殺菌消毒・消臭効果が強力であるにもかかわらず、人体への安全性が高いということで人気があります。

ですが、汚れがあると細菌やウイルスにたどり着く前に有機物と反応して効果を失うため、事前の手洗いが必須であるという点や、他の除菌剤と比較すると分解されやすいのがデメリットです。


除菌効果を持つ天然成分への着目

先日、クライアントである東急リバブル株式会社の担当者から、

「消毒用エタノールがなく、困っているんです」

との相談をいただきました。

イコアでも普段はエタノールを取り扱っていますが、売り切って完売ですし。。

とっさに浮かんだのが、青森ヒバから採られる除菌成分「ヒノキチオール」。


「じゃあ、殺菌といったらヒノキチオール!それを使って除菌剤作ってみましょうか」

と言ったところ、「是非お願いします」ということになりました。

私の中で植物の成分で殺菌剤といえばヒノキチオールしかありません。

「よし、やったるで!!」(なぜか大阪弁)と、オフィスで腕組み、考えてました。

手指の殺菌を手軽にするには、どうするか。どんな処方にするか、そして手荒れのない除菌剤にするにはどうすればいいか。

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